EspressoVMは、x86/Linux用のプログラムを実行できるユーザーモードエミュレータです。
x86/Linux用アプリケーションの機械語命令のみをエミュレーションし、システムコールはホストOSの資源を利用します。
このため、ファイルやネットワークといった資源をエミュレーションするアプリケーションから透過的に利用することができます。
また、EspressoVMの大部分のコードはJava言語で記述されており、様々な環境で実行することが可能です。
ライセンスはすべてGPLです。
例)busyboxのlsコマンドを実行
エミュレータ本体のzipファイルを解凍後に、下記のコマンドを実行してください。
EspressoVM.bat ./sample-app/busybox.elf ls ./sample-app
※コマンドの引数はバックスラッシュ(\)ではなく、スラッシュ区切りで入力してください.
EspressoVMの実行例は以下を参照.
サンプル
・ 修士論文
・JavaVMによるx86ユーザーモードエミュレーション機構の実装と評価
(OS-4:仮想化,2008年並列/分散/協調処理に関する『佐賀』サマー・ワークショップ(SWoPP佐賀2008))
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006946199
・Javaによるx86ユーザーモードエミュレータの実装と評価
先進的基盤ソフトウェア -Joint Symposium for Advanced System Software 2009 (JSASS2009)-
3巻1号(通号3号)
http://www.lavender.org/~mouri/pukiwiki/index.php?Joint%20Symposium%20for%20Advanced%20System%20Software%2F2009
・Javaによるx86ユーザーモードエミュレータの実装とアプレット化の試み
Programming Tools and Techniques 第 353 回
http://yokota-www.cs.titech.ac.jp/ptt/arc/353/index.html
・JavaVM上で動作するx86ユーザーモードエミュレータの実装と評価
情報処理学会第72回全国大会
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008105403
・JavaVM上で動作するx86ユーザーモードエミュレータの実装と評価
SACSIS2010 - 先進的計算基盤システムシンポジウム
http://www.hpcc.jp/sacsis/2010/index.html.ja